アプローチの仕方がユニークなご先祖様への私なりの供養方法

私は未だ独身なので実家の父方と母方、両家のご先祖様の供養をしています。

供養をしているといっても特別なことは何一つなく、

毎朝お仏壇にお線香をあげて普段護っていただいてることへの感謝の気持ちをお祈りしつつ、

数か月に一度のペースでお墓参りに行っているくらいです。

 

今回は、その父方のご先祖様への供養についてお話ししたいと思います。

 

父方のご先祖様は祖父と叔父、それにずっと一緒に暮らしていた祖母になりますが、

祖母以外は私が生まれるずっと前に亡くなっていたため

会ったこともなければ写真も見たことがありません。

 

そのため、祖母が亡くなるまではお仏壇に手を合わせることもあまりせず、

お墓参りに行ってもどこか上の空だったのが事実です。

 

毎日お祈りするようになったのは、一緒に暮らしていた祖母が亡くなった10年前からです。

私は霊感があるわけではないのですが、この祖母が実にユニークで、

私の夢に出てきて具体的に話をすることがあるのです。

 

ある時など夢に出てきて一言「お茶飲みてえ」と、どこか照れたような笑顔で伝えてきたのです。

早速、翌朝からお仏壇にお煎茶をお供えするようになりました。

以来、何かしてほしいというアプローチがありませんが、

また何か伝えてきたらお供えしようと思います。

 

この夢の頃からでしょうか、恐らく死後数年経った時のことですが

夢に出てくる祖母の表情がだんだんと変わっていき明るくなってきたのです。

 

生前はあまり気持ちを顔に出すことがなく、

写真が嫌いだったため写真にも笑顔はほとんどなく、

苦労してきた歴史そのままにどこか暗い印象があったのですが、

供養の結果きちんと成仏してくれているということでしょうか、

最近は生前に見たことのないとても明るい表情と服装で夢に出てきてくれて、

それだけで何だか気持ちがとても癒されます。

 

あと、これは私がここ10年に渡って供養を続けてきて分かったことですが、

供養を続けていくうちに自分の気の持ちようが変わってきました。

例えば、誰にも話せない苦しい胸の内をご先祖様にだけは話して涙を流すことで

慰められたような気持ちになったことは数えきれませんし、

数年前に私が心身共に弱っていた時、明け方のことでしたが

祖母から生前よく匂ってきた湿布の強烈な匂いで目が覚めたことがありました。

これは一緒に暮らしていて、なおかつ介護をしていたので分かった匂いですが、

貼ってから何時間も経った湿布の匂いでした。

もしかしたら私が心配で来てくれたのかな?

そう思うと自分は護られているからきっと大丈夫だと勇気づけられたものです。

 

私がすぐに分かるようにあの強烈な湿布の匂いをさせてくれたのでしょうか、

それは分かりませんがどちらにしても祖母を近くに感じる時はまったく怖い感じはなく、

むしろ嬉しい気持ちになります。

 

実は私は生前の祖母に対しては反省することばかりの孫でした。

介護生活が長くなるにつれて優しさなど全くなくなり、事務的に嫌々介護をしていたのが事実です。

でも、最後に祖母が危篤で病院に運ばれる際に手を取り見送った時、

祖母が私の顔をじっと見つめてうなずいてくれた瞬間、

心の中のドロドロとした嫌な感情がまるで洗い流されたように

スーッと消えて穏やかな気持ちになれたのです。

 

あんなことは気持ちの整理をしようと思ってできることではありません。

きっと祖母が亡くなる時に私の中の重苦しい気持ちをぜんぶ

持っていってくれたのだと信じています。

 

不思議なことに、生前よりも今のほうが祖母とよく話をしています。

お祈りというよりも世間話のような話しをすることもしょっちゅうです。

気が付けば数十分、お仏壇の前で話してしまうこともあります。

でも、祖母を含めたご先祖様が紡いでくれた様々なご縁で今の私があり、

嬉しい経験も苦しみを乗り越えた経験も財産になっている、

そう思うと感謝せずにはいられませんし、

色々なことがあるけれどご先祖様に護っていただいているおかげで

日々無事に過ごせていることを報告できれば、それが私なりの一番の供養だと思います。

 

いつか私があの世へ旅立って祖母に会えたら話したいことが山ほどあります。

だからその時まで待っていてね、と思いながら

今日も明日もその先もずっと供養を続けたいと思います。



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