お盆の先祖供養に感じさせられること。

我が家の夫は一人っ子長男ですので、仏壇、お墓は夫が一人で世話をしています。

宗派は曹洞宗ですので、背は高いですが、地味な紫檀の仏壇ではあります。

姑や舅が亡くなった直後は、毎日、水を替え、お花や線香を手向けていましたが、

現在は休日だけにお世話をするようになりました。

 

法要も他に兄弟がいないため、また縁のある方々も高齢化してきたため、

三回忌までとしました。

 

お墓のほうは自宅そばに管轄寺の霊園があるので、

1月の正月、3月の彼岸、4月の姑の命日、

6月の舅の命日、8月のお盆、9月の彼岸と

1年に計6回ほど、お花と一束の線香、ろうそくを持参し、お参りします。

 

しかし、8月だけは供養事が多いです。

我が家からは遠方のお寺で催される施餓鬼行事に参加しなくてはなりません。

しかし、この行事は遠縁の方々とも旧交を温め合える年1回の唯一の機会でもあります。

絶対的に参加しなくてはなりません。

 

毎年、他の檀家さんが大勢集まる中、大太鼓の音やドラの音などの仏教楽器が鳴り響く、

そんな中で、親類縁者と近況を知らせ合ううちに読経や檀家名が一人ずつ読み上げられ終わります。

懐紙に巻かれた卒塔婆をいただき、自宅の仏壇にお供えすると少しほっとします。

心の中で「今年も無事に施餓鬼を終えました」といつも、つぶやいています。

 

お盆期間に当たる8月13日~15日にかけて、

改めて霊園におもむき、お墓前に卒塔婆を差し込み、

ろうそくをともし、線香の煙がもうもうとあがる中、

手桶から水を墓石にかけて水晶の姑から、もらった数珠を持ち丁寧にお参りします。

終わると隣接している縁続きの墓石にも水を同じようにかけ、その場を後にします。

 

帰りは家族で、故人も行きつけていた馴染みの和食店でささやかな料理をいただき、

思い出話に花を咲かせます。

そして、ブドウやもも、スイカなどと一緒に、好きだった和菓子を購入し、また仏前に揃えます。

 

きゅうりや、ナスに木串を刺してウマを作るのは娘たちの仕事です。

これも仏壇の脇に置き、盆灯篭をともし、みなで、おりんを鳴らして拝みます。

「また、来年も来てくださいね」とつぶやきながら、長めに黙とうするのです。

 

お盆が来ると、家族の健康や安全を守られているのは

遠くから見ていてくれる先祖がいるからこそということを再確認します。

また、家族の歴史を振り返る日本古来からの良き風習です。

どんな形であれ、この世に生きている方たちが、

いなくなった縁ある人々を思い出してくれるのは嬉しいことだと思います。



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