浄土真宗における仏壇の飾り方と合掌の意味

私の住む鹿児島は浄土真宗が多く、

約300年の長きにわたり、島津氏の薩摩浄土真宗への過酷な弾圧の歴史もあり、

浄土真宗の門徒が多いです。

 

今回の話は、私の祖母の3回忌の際、住職から聞いた話ですが、

仏壇の飾り方は日常と法要時と異なるそうです。

 

日常の飾り方は、向かって正面に阿弥陀如来の絵又は木像を飾り、

向かって右手に親鸞聖人の御影、向かって左手に蓮如上人の御影を飾り、

阿弥陀如来のすぐ下に、仏飯(ご飯)を飾るそうです。

 

更にその下の両サイドに果物を飾り、

一番下に向かって正面に香炉、向かって右手にロウソク立て、

向かって左手に花瓶を飾るそうです。

 

また線香は香炉に入る長さに横にして焚き、

花瓶、香炉、ロウソク立てが三本足の時は、

耳を左右にして一本を手前にして置くのが正しいそうです。

 

そして、仏壇の下に経本や聖典を置く台、その右手に馨を供えるそうです。

 

 

これが、法要時になると、果物と果物の間に、型菓子とお餅をそれぞれ2セット供え、

香炉の両サイドにロウソク立て、更にその両サイドに花瓶を供えるそうです。

 

なお、花瓶、香炉、ロウソク立てを供えるときは、水引と打敷が必要だそうです。

なお、通夜・葬儀・初七日から四十九日・一周忌・三回忌までは

花瓶に供える花は赤色の花を避け、ロウソク、打敷・水引は白色だそうです。

 

また、七回忌・十三回忌・十七回忌・二十五回忌・三十三回・五十回忌の際は、

ロウソクは朱色(赤色)、打敷・水引は華麗な色彩のもの、

花瓶に供える花は、赤・黄・青・白でお飾りする方がいいそうです。

 

また、故人の好きだった、例えばお酒やタバコなどを仏壇に飾る方もいらっしゃるかと思いますが、

正式ではないそうです。

 

このように仏壇の飾り方は一応決まっているそうですが、

家や仏壇のスペース上、どうしてもできない場合があると思います。

そのような際は、あまり型にこだわる必要はなく、

合掌し念仏するという気持ちを、自然な気持ちで

怠りなく続けることが大切だとおっしゃっていました。

 

なお合掌とは、古来インドから行われている礼法で、

神聖な右手と、不浄な左手を合わせることで、

人間の真実の姿があるという考え方の表れらしく、

合掌は「祈る」ことでなく、報恩感謝と仏徳讃嘆であるから「お礼をする」という意味で、

合掌し念仏するということは、「私に会い」、「仏さまに会う」と意味だそうです。

 

最後に、数珠や聖典などは直接畳の上や床の上に置いたり、

持ったままトイレなど不浄の場所に行くのは

慎むことが必要だとおっしゃっていました。



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