仏壇と礼拝

仏壇は「仏の壇」と書きますが、木製であるのに何故檀ではなく壇なのでしょうか?

土偏がつくのはインドなのでは、

仏像などの土製や石製の上に安置していたことに由来しています。

土製の壇の上に、やがて屋根がつき仏道修行の場となりました。

これが寺院の始まりです。

したがって仏壇は家にある小さな寺院と言うことになります。

 

その内部には何が祀られているのかと言うと…。

○本尊・脇仏

本尊は各宗派の中心。檀信徒の礼拝の対象で宗派によって異なります。

 

○香炉・ろうそく立て・花立

三具足といい供養の基本。中心は香炉、仏から見た左に灯明、右に花。

丁寧な場合は花立一対、ろうそく立て一対となり、五具足と言います。

 

○位牌

位牌はあの世に旅立った故人の象徴。過去にさかのぼる、その家の生命のシンボルです。

 

○仏飯器・茶湯器・高杯

仏飯器はご飯を盛る器、茶湯器お茶などを供える。高杯、お菓子や果物を供えます。

 

○過去帳

その家のせんぞが記録されている。位牌と共に檀信徒にとって大切な信仰の対象です。

注意:内部に置く仏具などの安置場所は宗派によって少し異なります

 

では、本尊・位牌、どちらが大切かと思われる方もいらっしゃるかと思いますが…

先程説明しましたが、仏像の内部には様々な物が安置され、中心は本尊です。

しかし、実際は先祖の位牌を祀ることのほうに重きが置かれているのが現状です。

 

日本人は朝に夕に仏壇にお茶や食べ物を備えると言う素朴な信仰を持っています。

そこには亡き人との対話があります。

人間性の回復にもつながっています。

位牌は日本の庶民仏教を表したものといえます。

このような日本人の心情を考えると、

個人の位牌が礼拝の対象に傾くのも致し方ないかもしれません。

 

問題は「本尊が大切だ」「いや位牌が大切だ」と言うのではなく、

位牌を上位にある本尊と同時に奉ることが大切ではないでしょうか?

仏教の中心である本尊様によって先祖の位牌が守られていると考えたら

すんなり受け入れられると思います。

 

毎日のおつとめは、仏壇の前に、経机を置き経本、数珠、お鈴などを乗せておき、

おつとめの時に使用します。

 

毎日のおつとめは、朝 仏壇の扉をあけ、

①お茶や水をそなえます。

②花立の水をかえ、花を飾ります。

③ご飯を供えます。

④灯明、ろうそくに火をともします。

⑤線香をあげます。

⑥合掌、礼拝、お経を読みます。

これらの供養を六種供養といいます。

 

仏壇は「仏の壇」ですから、もちろん仏様を祀るところです。

先祖を偲び仏に祈りを捧げ手をあわせる。

仏教に触れる第一歩だと思います。



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