お墓参りが夏休みの家族旅行

私の父親は長男で、ご先祖様への思いも人一倍強い人です。

私の実家には仏壇もありますが、毎日ご飯をお供えしたり、水を替えたり、

お花やお供え物を供えたりは日課ですし、

月命日に母親がそれなりのお供え物を買って来るのを忘れた日には

父親は凄く機嫌が悪くなっていました。

 

お墓参りも最低でも年に一回は必ず行きますし、

機会があれば、二回でも三回でも行きます。

 

でも、そのお墓がとても遠くにあります。

高速道路を飛ばせば、ぎりぎり日帰りが出来なくもありませんが、

常識的には泊りがけで行く距離です。

泊りがけでも片道何時間も高速道路を走り続けるとぐったりしてしまい、

やっとお墓に着いてお墓掃除をしようという頃には、

車に弱い私なんてクラクラしてしまう始末です。

 

でも、父親はとても古風な人なので、「先祖代々のお墓を移すなんて絶対に出来ない」と譲りません。

同じく長男である兄が、「自分の代になるとそこまで通えるか自信が無い」と言われて、

一時期実家近くのお墓を見て回っていましたが、

内心では「絶対にお墓は移さない」という考えに変わりはないようで、

結局その話しもいつの間にかどっかにいってしまっています。

 

その時色々考えてみると、確かにお墓を移すのは怖い気もしました。

せっかく実家の近くのお墓に移したとしても、

今は兄も私もまだ実家から1、2時間の所に住んでいますが、

これからずっとその場所に住み続けられるかなんて誰にも分かりません。

 

もし長男である兄は今の所に住み続けられたとしても、

兄の長男である息子は遠くに行ってしまうかもしれません。

もしかしたら外国に移住する可能性だって大袈裟ですがゼロではないのです。

そうなるとお墓って、どれだけ近くに引き寄せてもキリが無いように思ったのです。

 

だからと言って、泊りがけでしか行けないような他府県にお墓を置きっぱなしにしていたら、

志の高い父親のような人間がお墓の守をしている時代ならいいですが、

そうでなければ、お墓はそれこそ無縁墓みたいにならないのでしょうか?

 

父親は断固として「墓は移さん」の一点張りで、

私と母親がコソコソと「どうしたものか…」と話し合っていましたが、

結局結論が出ないままその話しは流れて行ってしまいました。

 

でも時々「どうするのかな?」とは思います。

私も父親の考えを受け継いで、子供の夏休みに合わせてお墓参りに年一回は行っています。

でも、高速代を払って、家族3人の宿泊費を払って、

さらに、お昼ご飯やお土産や喉が渇いたからジュースなどを買っていたら、

単なるお墓参りではなく、我が家の家計からしたら、それが夏休みの家族旅行になってしまうのです。

 

お墓を移すのも怖いけど、毎年、お墓参りが夏休みの家族旅行になると言うのも、

大人の私は構いませんが、子供が可愛そうにも思います。

ご家庭で先祖供養を

私は現在40代ですが、現在同年代の方でも自宅にお仏壇を置いている人は本当にまれになりました。

私の世代は幼いころは祖父や祖母と同居している家族が多く、遊びに行けばどの家にもその当時はお仏壇があったように思います。

またお盆、お彼岸と言うと我が家にもお坊さんがいらっしゃってお仏壇を拝んでくれました。

そんな風景はその当時はある意味当たり前のように感じていましたが今の時代は違ってきているようです。

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