お墓をつくらない供養

私の旦那さんは小学生のとき父親を亡くし、

母親も病気のために67歳で亡くなりました。

 

父親の遺骨は京都の本願寺で預かってもらっていて、

母の遺言により一緒に納骨の予定でした。

 

その二人分の遺骨をいったん自宅に引き取り、

仏壇の中で10年以上保管していました。

 

旦那さんの気持ちを考えると、母子家庭で寂しい子供時代を過ごし、

病気の為に寝たきりになりその看病のために離婚までした母親思いの彼です。

仏壇の中の遺骨を早くなんとかしなくてはいけないと私は思っていたのですが、

彼にはなかなか言い出すことができませんでした。

それでも13回忌をめどに遺骨をどうするか話し合うことにしました。

 

母親が亡くなってから毎月、月命日にお経を上げていただいているお寺さんにも相談することにしました。

お寺さんによると、いつを区切りにするかはきまっていることではないので、

自分が納骨しようと思ったときがよいですし、必ずしもお墓をもつ必要もなく、

お寺に永代供養する方もいらっしゃるというお話でした。

 

そこからは家族で決めていく話し合いをすることに、

旦那さんには妹がいるのでまずは相談ですが、

義理の妹もすでに嫁いでいて兄に任せるということでした。

 

私の田舎ではお墓を持たないという考えがあまりなく、

お墓をもたない供養はあまりよく思えないように感じていました。

けれどどんな形であれ家には仏壇もあり、

お寺にお参りに行くというのもよいように思えてきました。

 

私達夫婦には子供がひとりで、この先子供の将来がこの土地にあるのかもわからないですから、

お寺での永代供養はなおさら良い考えにも思えましたので、

結果お寺さんへの永代供養を決めました。

 

いまでは父の命日、母の命日、それ以外にも2度ほどお寺にお参りに行くようにしています。

このお寺さんでは、遺骨生理をすることもなく、

30年でも100年でもお寺が続く限りはお預かりしますとのことですから、

もしもこの先お墓をつくることになったらまた引き取ることもできます。

 

今はこうした供養の仕方も多くなっているようで、

ネット上の寺にお参りする方法など聞いたことがありますが、気持ちの問題です。

 

いつも母親を思う旦那さんの気持ちが何よりの供養であり、

私も毎年母の日には仏壇にカーネーションを置くようにしています。

もちろん父の日にも同様にしています。

 

お寺に納骨をして8ヶ月ほどになりましたが、

墓をもしも作っていたらどのくらいの頻度でお参りしただろうかと考えます。

お寺さんと次回は父の命日にお参りに来ますと約束することによって、

足を運び、お寺さんでの良いお話も聞くことが出来、良い供養になっていると感じています。

ご家庭で先祖供養を

私は現在40代ですが、現在同年代の方でも自宅にお仏壇を置いている人は本当にまれになりました。

私の世代は幼いころは祖父や祖母と同居している家族が多く、遊びに行けばどの家にもその当時はお仏壇があったように思います。

またお盆、お彼岸と言うと我が家にもお坊さんがいらっしゃってお仏壇を拝んでくれました。

そんな風景はその当時はある意味当たり前のように感じていましたが今の時代は違ってきているようです。

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