お墓の移転と50回忌

父が自分の両親のお墓を移転しました。

正確に言うと、父の両親は子供のころに揃って他界し、

その時にお墓を持っていなかったために実家のお墓に入れて貰っていました。

そのことがずっと気になっていた父が、50回忌を前にお墓を建てたのです。

 

それまでに何度か、お墓を建てようとしたこともありましたが、

母方の祖父が「何もない時にお墓なんか建てると良くない」と強硬に反対したので、

のびのびになっていたのです。

 

祖父はお墓を修繕した直後に長男を病気で亡くしたので、

そのことをずっと後悔していました。

 

そんな祖父も亡くなり、50回忌という節目が父の背中を押したようです。

最初は市の公営墓地に申し込んだのですが、

そんなに古いと遺骨があるとはみなされず、抽選にはずれました。

そこで近くのお寺をいくつかまわり、最終的には宗派を変えての建立となりました。

 

古いお墓から遺骨を持って来ようにも、

墓地も古いのでカロート(遺骨を納めるところ)がなく、

直接土を掘って埋めたので完全に土に還っていました。

 

お墓に何も入れない訳にはいきませんから、お墓の土を少し小さな骨壷に詰め、

今までお世話になったお寺の過去帳から証明を書いてもらいました。

 

その時、お寺にもお礼をしましたが、お墓全部の移転ではないので、

移転時の相場よりは少なめだったと思います。

 

開眼供養をして、その数カ月後に両親(私の祖父母)の50回忌が行われました。

50回忌で故人の供養は一区切りなのだそうですが、そこまでする人は少ないようです。

父の場合は子供のころに亡くなっているので、自分が施主となって50回忌を執り行いましたが、

長寿の人は50年たったら顔も知らない孫、ひ孫の世代になっているはずです。

そうなればもう、故人をしのぶよりも先祖という位置になっているでしょう。

 

故人の供養は初七日から7日ごとに満中陰と言われる77日までと

一周忌、三回忌、七回忌、13回忌、17回忌と続き、

大概がこのあたりでお寺での法要は終わるのではないでしょうか。

 

50回忌は施主である父と母、私たち孫とその子供、

それに叔父、叔母で執り行われました。

三回忌以降は家族だけで、ということが多いと聞きます。

そのあとは、故人ではなく、ご先祖の一員として、

春、秋のお彼岸、お盆の供養となります。

 

ふるさとにお墓があったころは、遠くてなかなかお墓参りにも行けず、

親戚もほとんど地元に残っていませんでしたので、

近くにお墓を移転して、年に何度かお墓参りができるようになったのが良かったです。

ご家庭で先祖供養を

私は現在40代ですが、現在同年代の方でも自宅にお仏壇を置いている人は本当にまれになりました。

私の世代は幼いころは祖父や祖母と同居している家族が多く、遊びに行けばどの家にもその当時はお仏壇があったように思います。

またお盆、お彼岸と言うと我が家にもお坊さんがいらっしゃってお仏壇を拝んでくれました。

そんな風景はその当時はある意味当たり前のように感じていましたが今の時代は違ってきているようです。

続きを読む




先祖供養 関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL