四十九日の間に仏壇を買うのは大変でした

3年前に義母が肝臓ガンで他界しました。

義母が亡くなるまで病院に付きっきりで葬儀の事は考えていましたが

仏壇や墓石の事など頭にありませんでした。

 

お通夜にご住職のお話を伺い義父は仏壇を買わないといけない、

墓石を立てないといけないと舞い上がっていました。

墓地は20年前に買ってあったのですが、墓石は立てていなかったのです。

 

まず仏壇を買いそれから墓石だという事で四十九日前に仏壇探しが始まりました。

義父はどこで聞いたのか浅草の仏壇屋通りで買うと言い出し

義父と私達息子夫婦の3人で買いに行きました。

 

私達は実家から車で20分離れた戸建に住んでいます。

義父は大きくて古い家に義母と二人で住んでいました。

義父は頑固な人で息子と折り合いが悪く私達は同居せずに離れた所に家を買ったのでした。

 

いつか仏壇を引き継ぐ事を考えて大きなものでなく

小ぶりなものが良いと私達は思っていました。

しかし義父は、苦労ばかりかけた妻に何もしてやれなかったから

大きな仏壇を買うと言い出し全く聞く耳を持たないのです。

義父と主人は仏壇通りで喧嘩をしていました。

 

小ぶりでも厳かで品の良い仏壇は沢山ありました。

義父が選んだのは150センチ位ある置台のついた昔ながらの大きなものでした。

「マンションが多い昨今、大きな仏壇は売れませんね」

と仏壇屋さんが言っても全く気にせず大きな仏壇を買いました。

位牌と仏具セットを買い売れない大きな仏壇なので値引きして70万でした。

仏壇の上部に家紋を入れて貰い義父は満足気でした。

 

届いた仏壇は床の間に設置しました。

床の間は畳から8センチ程高くなっているので仏壇は思ったより背が高かったのです。

四十九日にご住職に開眼法要をして頂きました。

ご住職に「立派なお仏壇ですね」と言われ義父は嬉しそうでした。

 

しかし、座って手を合わせてもどうしても見上げる感じで

お線香も中腰にならないと火が付けられません。

遺影は仰ぎ見ています。

地震がきたら倒れそうな気もします。

床の間の壁に地震用の転倒防止の金具は付けれれないのでそのままにしてあります。

主人は義父が満足ならそれでいい、ウチに入らなければ買えば良いからと言っています。

それも如何なものかなと思っています。

 

故人への供養は決して仏壇や墓石の大きさではないと思っています。

ただ残された者がそれで自分の気持ちを落ち着かせられるのならそれでいいのかも知れません。

ましてや四十九日の間は平常心でないので仕方無いと思っています。

 

義母が亡くなって3年、「ちょっと仏壇の背が高いよね」と義父が照れた様に話しています。

仏壇を買いに行って我を通していた義父ではありませんでした。

息子の嫁として落ち着いた義父を見てホッとしています。

ご家庭で先祖供養を

私は現在40代ですが、現在同年代の方でも自宅にお仏壇を置いている人は本当にまれになりました。

私の世代は幼いころは祖父や祖母と同居している家族が多く、遊びに行けばどの家にもその当時はお仏壇があったように思います。

またお盆、お彼岸と言うと我が家にもお坊さんがいらっしゃってお仏壇を拝んでくれました。

そんな風景はその当時はある意味当たり前のように感じていましたが今の時代は違ってきているようです。

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