田舎の先祖代々のお墓を改葬しました

田舎に実家があり、そこに先祖代々のお墓もありました。

昨年、両親ともに亡くなったので、お墓を改葬

(一度埋葬した遺骨やお墓を、他のお墓に移すこと)することにしました。

 

おそらく一生に一度の経験だと思いますが、先祖のことを考えるいい機会にもなりました。

一言で改葬と言っても、やるべきことがたくさんあり、動き始めてから終わるまでに約半年かかりました。

こういう機会は二度とないと思いましたので、一緒にご先祖様のルーツも調べることにしました。

 

私は直系ではありませんので直系の人を訪ねて、

私から数えて十九代前の江戸初期まで遡って調べることができました。

直系の人の近くにある一族のお墓にもお参りができて、なんだか気持ちがすっきりしたような気がします。

 

戸籍は4代前の1851年(嘉永4年)までが残っていました。

そのころの戸籍は手書きの戸籍で、しかも文字が古い文字でしたので読むのに大変苦労しました。

 

さて、ご先祖のルーツもわかってすっきりしたので、いよいよ改葬です。

改葬の手順とその苦労したことを、お話しましょう。

 

1.新しい墓地と墓石の手配

まず事前に、新しく移す墓地を決めておかなければなりません。

また、墓石の手配も同時に必要ですね。

そのときには、宗教名、家紋、故人の生年月日や死亡年月日、故人の戒名なども調べておく必要があります。

私の場合は戒名が正確にわからなくて、実家の仏壇の位牌をもう一度、見にいきました。

新墓地の管理者からは、「受入(埋葬)証明書」を発行してもらいます。

*「永代使用承諾書」や「霊園使用許可証」でもいいです。

 

2.旧墓地所在地の役所へ届け出する

窓口は市民課市民係などですが、改葬の届出をしないといけません。

その役所で、「改葬許可申請書」をもらいます。

その申請書には墓石に彫ってあるご先祖様すべての人の氏名、死亡年月日が必要です。

私はそんなことは知りませんでしたので、一度お墓に行って調べて書きました。

 

3.旧墓地の管理者から「改葬許可申請書」に署名と印鑑をもらいます。

 

4.旧墓地所在地の役所に、その「改葬許可申請書」と「受入(埋葬)証明書」を提出し、

「改葬許可証」を発行してもらいます。

 

5.旧墓地の整地・処分の業者の手配だいたいは墓石業者に依頼するとやってくれます。

すぐにはできませんので、2~3ヶ月前ぐらいまでには決めておいたほうがいいと思います。

 

6.旧墓地の供養と抜魂式旧墓地の先祖代々の供養をして魂を抜いてもらいます。

そして先祖の遺骨を取り出します。

私の場合は、父母のお骨と先祖のお骨は一つにまとめて、合わせて三遺骨を飛行機で持って帰りました。

先祖からお付き合いのあるお寺さんに連絡して、日どりを決めます。

そのときには、親戚にも日どりを知らせておく必要がありますね。

 

7.新墓地に「改葬許可証」と「受入(埋葬)証明書」を提出

 

8.新墓地で供養・入魂式を行い納骨をする新たなお寺さんに連絡して、日どりを決めます。

そのときにも、親戚には日どりを知らせておく必要があります。

 

9.旧墓地の整地・処分工事悪質な業者もいますので、必ず見に行って確認しましょう。

 

10.仏壇はどうする?

実家に帰って改葬の報告を仏壇の前でしていたら、気づきました。

最後に忘れてはいけないのは、家の仏壇をどうするかです。

私の場合は実家が空き家になりますので、仏壇も私の家に移すことにしました。

その場合は、まず実家の仏壇の精抜き(抜魂)を旧お寺さんでしてもらいます。

そして新たなお寺さんで、私の家の仏壇に精入れ(魂入れ)をしてもらいました。

 

いかがでしたか?

かなりの時間と労力と、そして費用もかかりますね。

このことは業者に頼むことではありませんから、自分でやらねばなりません。

計画的な準備と段取りが必要なことはわかって頂けたと思います。

ご家庭で先祖供養を

私は現在40代ですが、現在同年代の方でも自宅にお仏壇を置いている人は本当にまれになりました。

私の世代は幼いころは祖父や祖母と同居している家族が多く、遊びに行けばどの家にもその当時はお仏壇があったように思います。

またお盆、お彼岸と言うと我が家にもお坊さんがいらっしゃってお仏壇を拝んでくれました。

そんな風景はその当時はある意味当たり前のように感じていましたが今の時代は違ってきているようです。

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