お墓の意味

歴史を見ていると、

墓という物、墓を造るということには、

権力や経済力、または社会的な地位というものを

表そうとする動きが見られます。

 

どんな功績を残したのか、

どのような身分の高い人であったのか、

とうことを現世に誇示しようとする遺族たちの思惑が、

墓作りには現れていました。

 

 

現代でも社会的身分の高かった人や、

経済力のあった人の墓は、

広い場所を占めて、大きな墓石を建てたり、

石碑を刻んで、その功績をたたえたりもしていますが、

これも第三者に向かって、一族の地位や名誉を誇示すると同時に、

その人を中心として栄えた一族の記念にするという意味があるようです。

 

しかし、そもそも墓というものは、亡くなった人が最後に残す形のものです。

肉体を土葬することは、古代からの正しい知恵ではありますが、

埋めてしまえば、それで終わりということにはなりません。

 

埋葬したその場所を記念し、

いつまでも供養する心を忘れないためにも、

きちんと戒名を刻んだ墓石を建てておく必要があるのです。

 

供養の心を思い出させる媒体としての意味と、

先祖がそこに眠っている、

自分もこの先祖によって生まれ生かされているのだ、

という記念の意味と、

また時には一族の名誉や地位を、他者にではなく、

自らの心のうちに心の拠り所として持ち続ける意味とが、

墓には込められているのです。

 

一族の名誉とはいっても、古代のように権力を誇示したり、

現代の成金族のように経済力を見せびらかすような意味ではありません。

あくまでつつましく、それ相応の形をとってこそ、

遺族たちの心の拠り所となるでしょう。

 

それは言い換えれば、

自宅において正しく拠り所を設けた先祖供養をしていれば、

お墓があってもなくても、さほど重要ではないということです。

 

仏教国の中で、個人の墓を設けることに執着しているのは日本仏教だけなのです。

仏教の本場のインドでは、

遺骨や遺灰をガンジス川に流すのが主流ですし、

その他では合同の遺骨塚や自然界を還す葬り方をしています。

 

お墓はあくまでも、ご先祖様の存在を忘れないための

モニュメントであると言うことができます。

ご家庭で先祖供養を

私は現在40代ですが、現在同年代の方でも自宅にお仏壇を置いている人は本当にまれになりました。

私の世代は幼いころは祖父や祖母と同居している家族が多く、遊びに行けばどの家にもその当時はお仏壇があったように思います。

またお盆、お彼岸と言うと我が家にもお坊さんがいらっしゃってお仏壇を拝んでくれました。

そんな風景はその当時はある意味当たり前のように感じていましたが今の時代は違ってきているようです。

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